一部で流通している健人米の古米、古々米にご注意ください。購入の際は必ず収穫年を確認してお買い求め下さい。
私達がオルガ米を何故お勧めしたいかは、このお米1粒1粒にその本来の主食の目的を果たして余りある何かが含まれているからです。
必ずや奥深い部分から、あなたの心身の活力、そして生命力そのものを輝かせます。
コシヒカリを上回る美味しいお米として有名だった幻の北海道のお米“彩”(あや)。日本人好みのほどよい粘りけともっちり感、さらに旨味を併せ持つ類まれなお米です。しかし栽培がとても難しいことから、幻の米と呼ばれる希少な品種となっていました。
北海道の阿賀氏は30年以上にわたり、この難しいお米の生産に挑戦し、佐々木健人氏の発案したオルガ農法を駆使することで、従来の“彩”を超える新しい品種「阿賀1号」を完成させました。
「真に厳しい環境の中でしか、本物の生命力を秘めた農産物は生まれない。」と米作りの匠阿賀氏は語ります。極寒の北海道美唄という作物にとって極限の環境で進化した阿賀1号だからこそ、現代人のヘルスバランスを速やかに改善する“本来の主食”たる力を備えることができたのです。」
汚染とは無縁の美唄の恵まれた自然環境。澄み切った空気と清浄な水から阿賀米は生まれます。さらに稲の母体となる美唄特有の植物遺骸が堆積した泥炭地には、たっぷりの有機質や微生物が含まれており、米作りに最適な肥沃な土壌を形成しています。
阿賀米は過去に私たちが調査した中で、唯一カドミウムを全く含まないお米でした。これはこの土地一帯が清浄な山の土(鉱山と異なる)を埋め立てて農地を開拓したことと、生産者の無農薬へのコダワリ、さらに徹底した水管理によるものと推察されます。
「臭いや味が変わるから動物性の有機肥料や畜糞は使用しない。」阿賀氏のコダワリは堆肥作りにも及びます。手間暇をかけた植物由来原料だけの良質な堆肥で育った農産物の美味しさと香りは、やはり別格です。
地元農協では阿賀氏の自家用トマトやホウレン草が「美味しい〜甘い」「昔食べた懐かしい野菜の味がする」と、消費者や一流レストランからも大人気で即完売する理由も納得できます。
そして何より大切なことは、健康な植物を育てる本物農法の選択です。いくら最高の土や肥料、良質な水を用意し、有機農法で育てたとしても、今の植物の大半は窒素肥料をうまく消化できず、未消化窒素(硝酸態窒素)ばかり溜めこみ、健康を蝕んでいるのです。
日本で初めて硝酸態窒素ゼロの玉ねぎやニラ栽培を成功させたオルガ農法との出会いが阿賀1号の進化を飛躍的に早めたのです。
最近は、農薬や除草剤、化学肥料などを使用しない無農薬栽培を始める農家の方がマスコミなどでよく紹介されるようになりました。私たちも「○○さんちの美味しいお米!」、1年待ちの「△△先生の××農法!」など、様々な有機無農薬栽培の農産物を取り寄せてテストしてきましたが、その生命力の乏しさ、不味さに落胆することも度々でした。
耕さない、肥料を与えない、不耕起、無施肥、循環農法と聞こえがいくら良くても、不味い、スカスカ、栄養失調の野菜では話になりません。通販で有機野菜を取寄せているお客様から「本当に良い物なのかご存知でしたら?」と質問されることが度々あります。
職業柄、業界の裏事情もそれなりに理解しているつもりですが、自社で販売している有機野菜の硝酸態窒素のチェックを宣伝している組織もありますが、社外秘の基準値を知った時は正直ガッカリしました。何も検査しない組織よりはマシですが、そんな緩い基準値なら近所のスーパーや八百屋さんの野菜の方が遥かに良質なこともあるのです。
「有名な生産地のお米だから」「自然農法だから安全で美味しい」などと思い込んでいる方は意外なほど多いようです。それも一般消費者だけでなく、有名な自然食を教える立場の先生たちでも、質の悪さに気がつかないのです。頭だけで考えて「美味しいはず、安全なはず」と盲信するだけでは、本物の食物を理解し、見分けることは永遠に不可能なのかもしれません。
危険な硝酸態窒素に関しては、有機肥料を使っても減るわけではありません。別問題なのです。場合によっては、化学肥料で育ったものの方が数値は低く美味しい場合も多々あることを知っておくべきでしょう。
また奥地に孤立した単独の農地なら良いのですが、多くの場合、生産者が単独で無農薬に取り組んでも、周りの土地で農薬を散布すれば被害は免れませんし、繋がった用水路からの水を使わないわけにはいきません。結局、農薬の被害を避けようがないこともしばしばあります。
美味しい米所として有名な一部の地域では、長年にわたり農薬や化学肥料を大量に使い続けた結果、その地域の土壌全体がカドミウムやダイオキシンで汚染されてしまい、深刻な問題となっていることも、研究者に伺う機会が何度もありました。今後も汚染米が生まれ続ける可能性は否定できそうもないのが現状です。
最近の検査技術の精度はとても高く、微量な有害汚染化学物質のわずかな痕跡も逃しません。自然栽培にこだわるのであれば、硝酸態窒素やカドミウム、残留農薬検査の結果がすべてを物語るといっても過言ではないと思います。
もし農法が本物であるなら、植物は本来の強さを取戻し、対策の困難な硝酸態窒素であっても自ら解決する生命力を発揮します。それこそ本物の自然農法と呼べる技術なのです。
せっかく美味しく安全な玄米を手に入れても、食べ方が悪ければ体調は良くなるどころか、逆に調子を崩すこともあります。実際に玄米食を始めると体重が増えすぎたり、消化不良を起こしたりする方がいます。これらは基本の噛む事をおろそかにして玄米食を始めた結果です。
「玄米食で全てが治る」と盲信し、炭水化物への依存度が高くなり過ぎた結果、調子が悪くなることもあります。玄米至上主義も程々が大切です。
まずは、一口の量をやや多めに口に入れ、完全に口の中の食べ物がペースト状になるまで噛んでから飲み込む習慣を身につけましょう。おおよそ一口100回〜150回。慣れるまで、口に食べ物を入れたら、いったんお茶碗とお箸を置いて噛む練習をしてください。慣れてくれば分かりますが、お肉や繊維の多い野菜を食べた時、どれほど長時間噛まなければ軟らかくならないかが理解できます。
それまで、いかに噛まずに食事をしていたか!どれほどの負担を胃や腸に与えていたか!が納得できるはずです。さらに良く噛むことで化学物質の弊害も多少なりとも軽減することができます。
咀嚼をある程度完璧に実践できるようになれば、食事時間も長くなり、食事量は自然に腹八分目になっているものです。いつしか体重は適正を保つようになり、無理なダイエットなど必要なくなります。
原則、玄米食は治病食です。あくまでも特定の症状に対し一定期間用いるものであり、治ったらさっさと普通食に戻すべきです。玄米食を長期継続するうちに、自分には合わないと感じる例は意外に多いようです。
すでに何十年も玄米食を続けてきて、健康状態に自信のある方は何も問題ないのですが、栄養面を考えた場合、無理に玄米を食べなくても白米に雑穀やアマランサス、キヌアを混ぜたり、チアシードなどを時々摂ったりする方が遥かに栄養的価値は優れており健康に与える効果が高いといえます。ライスサラダのように玄米を具材として適度に摂ることはとても賢い利用法です。
もし長期にわたり玄米食を続けたいのであれば、自分で発芽玄米を作って食べるのが最もリスクが少なく栄養的にも優れています。※市販の発芽玄米に関しては商品によって優劣があるので選択は慎重に。
さらに現在の日本の環境汚染などを考慮した場合、玄米食(糠の汚染)の長期実行はリスクを伴う可能性もあります。※素性の不確かな糠の常用やもみ殻を原料とするサプリなどにも注意が必要です。
阿賀氏とのおつきあいは、かれこれ30年近くなりますが、その一環した無農薬と美味しさを追及する姿勢には常に圧倒されます。本物の米作りに生涯を捧げてきた阿賀氏は、徹底的に安全性にこだわる次世代の有機農業を、最も早くから実践研究してきた人物です。
追及の過程で巡り合ったのが佐々木健人氏の開発したオルガ農法(通称健人農法)だったのです。個人的に私の師である佐々木健人氏は同時に阿賀氏の農業の師匠でもあります。佐々木健人氏は“有気農法の神様”と呼ばれる農業指導者であり、長年本物を目指す実践農家の指導に全国を行脚されてきました。
オルガ農法は単なる高収穫、高栄養を叶えるだけの有機栽培ではありません。現在、大問題である硝酸態窒素や残留農薬ゼロを実現する驚くべき農法です。中でも数十年にわたる佐々木氏指導のもと開発された阿賀1号は、味にこだわる農業生産者や、自然食愛好家による食味テストでも、皆さんが一様に独特の旨味と甘みに驚かれ、「日本一」と評されるお米です。
気候、水質、土、三拍子揃った美唄という土地でしか生まれることのできない、まさに幻のお米です。生命力はもちろんピカイチ!もち米のような独特のふんわり優しい阿賀米の美味しさをぜひお楽しみください。