オリーブオイルでヘルスアップ♪

長寿食「地中海式食事法」

古代ギリシャの時代からオリーブオイルは「最高の薬」として、カゼや胃腸の不調、肌の乾燥、筋肉痛など、様々な用途に利用されてきました。地中海周辺地域では、今でもその習慣を大切に伝承しています。オリーブオイルを主とする地中海食は日本食と同様に、長寿を齎す健康食として海外でも注目されており、心疾患などに対する優れた予防作用などについて長年研究されています。

オリーブオイル＋魚介類＋野菜を多くとる地中海近辺地域では、心臓病の発症率が米国の3分の1以下だということが知られています。オリーブオイルの主成分オレイン酸は、炎症を抑えたり、心疾患のリスクを下げたり、悪玉コレステロールを抑制するなどの優れた作用をもちます。しかし、それだけでは説明できない効能成分の存在が以前より指摘されていました。

オリーブオイルのポリフェノール

最新の研究によって欧州食品安全機関（EFSA）が認めた効能の源が、オリーブオイルのポリフェノール、オーレユーロペンだったのです。その評価検証の結果、「オリーブオイルに含まれるポリフェノールが、LDLコレステロールを酸化から守るのに役立つ。」という健康表示が認められました。※日本人に馴染みのある特定保健用食品（トクホ）にもなっている有名な大豆のイソフラボンや乳酸菌であっても、因果関係が不明瞭なため健康機能がすべて認められなかったそうです。

驚異のポリフェノール

EFSAで効能が認められた「オーレユーロペン」は、美白作用や痛みを抑える作用が医薬品に含まれる鎮痛成分・イブプロフェン並みに高いという報告（nature）もあるなど、女性の美容と健康にうれしい作用を持っています。

アメリカでは常識!

アメリカでは数十年前から特許製品:オリーブ葉エキス「オーレユーロペン」のサプリメントが販売されており、「オーレユーロペン」に関してはEUよりも早くから研究が進んでいたようです。

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私たちの細胞膜は脂肪でできています。脂肪の質を高めることは、即細胞の質をより良くすることに繋がります。良質な油は体の中の悪い油を外へ洗い流す働きを持っています。体質を改善するには、まず食べる油を厳選し細胞レベルから洗浄しましょう。

油を飲んでダイエットする！？

痩せるためにはカロリーの高い油を減らすのが正しい方法だと信じていませんか？実はその逆が正解です！ダイエットしたい方は良い油をきっちりと摂らなければならないのです。

最新の栄養療法の研究では、代表的なオメガ３油、オメガ６油、オメガ９油、これら３種類の油をバランス良く摂取することが代謝の良い体を作る基本であることが報告されています。理想的なオイルバランスを手に入れることこそ、ダイエットと健康の秘訣といえます。

どんな油が必要なの？

３種類の不飽和脂肪酸をバランスよく摂ることが大切です。

オメガ９系：オレイン酸（一価不飽和脂肪酸）

オリーブ、アボガド、キャノーラ、サフラワー：紅花、ピーナッツ、米ぬか、パーム油などに多く含まれる。
└地中海のオリーブ油、アマゾンの果実アサイーベリーなど、ヘルシーな毎日摂るべき大切な油！

オメガ６系：リノール酸（多価不飽和脂肪酸）必須脂肪酸

コーン、ひまわり、サフラワー（紅花）、綿実、大豆、ゴマ、くるみ、アーモンド油などに多く含まれる。
└多くの日本人は過剰が懸念される。過去の食習慣に応じて調整が必要。

オメガ３系：α-リノレン酸（多価不飽和脂肪酸）必須脂肪酸

亜麻、しそ、エゴマ、青魚（秋刀魚、鰯、鯖、鮭、ニシン）などに多く含まれる。
└最も不足しがちな体内を強力に還元する油！現代人は意識的に摂取する必要があります。

バランスを整える最高の組み合わせはコレ！