メンドーサのマイプに位置するファミリア・ズッカルディのオリーブ農園は、約80ヘクタール。アルゼンチンはもともとオーガニック農法(有機農法)が盛んな国で、この農園ももちろん、すべて有機農法に則って運営されています。
メンドーサ州は、世界でも名高いワインの産地。ブドウとオリーブが育つ気候は同じなので、質の高いオリーブがつくられます。※農薬不使用・除草剤不使用、自家製堆肥100%。
1550年頃にヨーロッパからアルゼンチンに持ち込まれて以来、アラウコは、アルゼンチンのこの土地に適応し、地元を代表する品種と考えられるようになりました。アラウコは2004 年の最初の収穫のなかでも抜きんでており、数々の世界で賞を獲得し、名実ともにアルゼンチン、そしてズッカルディ・ファミリーが誇る最高の品質のエキストラバージン・オリーブオイルの品種として名を世界に知らしめることができました。
スペインからアルゼンチンに持ち込まれた種を起源とし、チリのアザパやペルーのセビラーナと同じファミリーと思われる品種です。すばらしい自然 に恵まれた広大な土地で、丁寧に、丁寧に育てられています。
オリーブの圃場では、オリーブの樹々の根が乾燥しないように、オリーブの木と木の間にクローバーのような自然の植物を群生させて生態系の多様性を心掛けています。これにより、病害虫を化学の力に頼らずに生物学的に駆除することができると同時に土壌の質も改善され、有機物質を増やすなど、多くの生態学的利点をもたらします。水分を多く保っていても標高が高いため、害虫が少なく、恵まれた気候風土で薬を使わずに自然栽培を可能にします。
アンデス山脈が誇る豊富な雪解け水による給水システムと、寒暖差のある気候、そして日照時間の長さ、すべてがベストな環境です。商品すべて早摘みオリーブを搾りますが、苦すぎないバランスのよいフルーティな味わいが魅力です。
堆肥は、オイルとワインの製造工程で出たポマースを再利用して独自で作り出しています。オリーブが消費した栄養分を土に返します。これにより、有機物質の含有量が上がり、長期にわたりサステイナブルな生産が可能になります。
収獲のシーズンは、通常、3月の下旬から6月の初旬に行います。主に手摘みで行いますが、バイブレーション方式の機械で収穫することもあります。