従来のサプリメントの原材料は、天然の材料から一部の栄養素だけを取り出したり(精製)、合成のものに少しだけ天然のものを付け加えたりしたものですが、フードネイチャーは、酵母を丸ごと原料として使用しています。
酵母を使った無精製カルシウムと無精製マグネシウムには、ミネラル単品と違い、酵母由来のビタミンB群を始めとするビタミンやミネラル、さらにたんばく質、アミノ酸、ベータ・グルカンなども有機的に含まれています。まさにさまざまな成分がチームとして効率的につながり働いてくれるのです。
通常、カルシウムとマグネシウムを2:1の割合で配合することが多いのですが、フードネイチャーでは、現代社会におけるマグネシウムの必要性と重要性を重視して、カルシウムとマグネシウムの比を1:1にしてあります。
ごまは、ゴマ科(Pedaliaceae)ゴマ属(Sesamum)の1 年生の草本で、野生種と栽培種とがあります。 スウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネ(1707〜 1778)は、当時インドがごまの大生産地であったことから、ごまの栽培種をゴマ属インド種という意味の、セサマム・イン ディカム(S. indicum L.)という学名にしました。
諸説ありますが、栽培種(S. indicum L.)は、紀元前3,0 00年以前にナイル川流域で栽培されていたと考えられてい ます。エジプト、インダス、メソポタミア、黄河の四大文明地域 で栽培されていて、ピラミッドなどの遺跡からごまが発見さ れています。日本には、インド、中国、朝鮮を経由して伝えられました。 日本でも縄文時代の貝塚からごまが、発見されています。日本でのごまの消費は伸びていますが、そのほぼ全量を 輸入しています。
リグナンは植物(亜麻やごまなど)に含まれている低分子 の天然化合物です。ごまにはリグナンとして、脂溶性のセサミンやセサモリン の他に水溶性のセサミノール配糖体などが含まれています。人に摂取されると、セサミンやセサミノール配糖体などは、 体内(肝臓や腸内細菌など)で代謝されて利用されます。
ごまやごま油は、世界各地で古来より、食用やマッサージ オイルとして使われてきました。日本でもごま油(純正ごま 油)は、江戸で天ぷら油として使われ、胃もたれや胸やけの しない風味豊かな天ぷら油として人気がありました。またご ま油が他の食用油に比べて、劣化しにくい(日持ちが良く、 熱に対しても安定している)ことについても知られていまし たが、その仕組みが分かってきたのは最近です。
ごまの研究は、単離されたセサミン、セサモリン、セサミ ノールといったリグナン類の基礎研究から始まりました。その結果、他の植物起源のリグナンの活性が、限定的で あるのに対して、ごまのリグナンの活性は、ごま油を劣化しにくくしたり、他のビタミン(ビタミンE、ビタミンK)やオメガ3脂肪酸(魚油のEPAやDHA、亜麻仁油のaリノレン酸など)と協調したりと多彩であることが分かってきました。
経口摂取されたセサミンは、小腸から吸収されますが、一 部は亜麻のリグナン同様、腸内で腸内細菌によってエンテロジオールやエンテロラクトンなどのエンテロリグナンに代謝 されてから吸収されて、それぞれ利用されます。※参考:並木ら、ゴマの機能と科学、朝倉書店
フードネイチャーでは、厳選されたインド産のごま(種子)を使用しています。インドは、1年を通して栽培可能なので、安定供給が可能な世界有数の生産国です。契約農家で、徹底的に管理された環境の下で栽培・収穫されます。収穫後、厳選されたごまは、温度や圧力などを管理 して最適な条件下で、エタノールと水のみで抽出されます。
ビタミンDは、皮膚が日光に当たることで、体内で合成されます。そのためサンシャインビタミン(日光のビタミン)とも呼ばれています。日光に当たる時間が短かったり、また加齢により皮膚が薄くなったりすると、ビタミンDがつくられる量が減るので、魚やキノコなどの食物などで外から補うようにしないと不足します。ビタミンDは、脂溶性ビタミンで、植物由来のビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と動物由来のビタミンD3(コレカルシフェロール)があります。ヒトを含む晴乳動物に対し、ビタミンD2とD3は、ほぼ同等の働きをします。
通常、ビタミンDは、羊毛由来のビタミンD3ですが、フードネイチャーでは、植物由来にこだわり、植物性ビタミンD(酵母由来)であるビタミンD2を使用しています。
精製栄養素には、たんばく質は含まれていません。フードネイチャー無精製栄養素には、たんばく質が含まれています。そのたんばく質のアミノ酸分析で18種頬以上のアミノ酸が確認されています(日本食品分析センター調べ)。