私たちのカネナ城

ルネサンス様式のオリーブの城

ハエンの街から50km のウベダやバエサを始めとするこの地域自体はLa Lomaと呼ばれています。 私達の城は、この自然環境が豊かなLa Loma地域を流れるグアダルキビール川流域の丘に囲まれており、私達のオリーブオイル、カスティージョ・デ・カネナの名はカネナ城に由来しています。 アンダルシアの地形の真髄となるこの土地は、ウベダとバエサの独特な芸術的環境にあり、今もローマ様式、アラブ様式、イスラム教とキリスト教が融合したムデハール様式、そしてルネッサンス様式の影響が残っています。 そして長い時間をかけて、街を築きあげ、私達のオリーブオイル史上もまた、その影響を受けました。

様々な歴史を歩んできたこの要塞は、古代ローマ人の防衛都市としてアラブ人によって建てられました。 歴書には、この街が陥落する時に、トレド族の王が城へ難民を受け入れた、と記述されています。

後に、カトラバ騎士軍の指揮のもと、支配力を握った防衛的地帯となりました。要塞の中でも先進しており、200年も続いたカスティリャ王をはじめとするカトリック諸国連合軍とイスラム諸国連合軍との争い、"ナバス・デ・トロサの戦い"の間、アラブ人との国境地方として形づけられたと言われています。

その後、1538年チャールズ5世の秘書であったフランシスコ・デ・ロスコボスの手に渡り、名声のあるルネサンス建築家、ヴァンデルヴィラ氏の腕により、宮殿へと生まれ変わりました。今日、この城はアンダルシアのルネッサンス様式の素晴らしい建築物の一つとして、賞賛されています。 この要塞にはカラマサ伯爵の名で知られている子孫へ代々に渡り継承されました。 そして1931年に国定記念物となり、今も私達によって修復され保護されています。

ぜひ私達の家ともいえるカネナ城を訪れていただき、驚くべき美食の土地、世界のオリーブ畑とオリーブオイルを味わってください。 また、わずか10kmの距離に在る、美しいウベダとバエサの素晴らしい町並みに、深い歴史の流れを感じ堪能してください。 この2つの街は今もなおアンダルシアの人間愛を受け継いでおり、スペインにあるトスカーナの町並みを形作っています。