TASTINGNOTE

カネナ社のビクアルとアルベキーナのオリーブオイルをたとえていうならば、ビクアルは太陽、アルベキーナは「月」。
対照的とも言える2つのオリーブオイルの魅力は、もはや食材の域を超えて、宝石のような輝きを放ち、
世界中の美食家の五感に啓示を与えずにはいられないだろう。

First Day of Harvest

青々とした生命感あふれる初摘みのオリーブオイルFirst Day of Harvestは、万物の神々が宿るかのような猛々しさと繊細さをあわせもっている。まさに祝福のオリーブオイルとして感動を起こさずにいられない。最高水準の知識、技術、設備、そしてオリーブを熟知したカネナ社の愛情があればこそ、オリーブ本来が持つ純粋な香りと風味が、搾り出されたオリーブオイルの滴にその姿を現す。オリーブオイル作りにおいて世界でも稀有な情熱を傾けるカネナ社の結晶といえる。

Picual(ピクアル)

「エメラルドのごとく力強い色彩と芳香を放つアンダルシアの宝石」 アンダルシアの大地にはぐくまれた豊穣な香りと官能的な魅力を放つオリーブオイルの至宝。 まるみを帯びた心地よい口当たりと、鋭く爽やかな辛味とやさしく繊細な風味が織りなす深淵なる魅力。アンダルシアの灼熱の大地に深々と根をおるすオリーブの樹々の息づかいを神話のように語り聞くかのようである。

Arbequina(アルベキーナ)

「月の光に輝く繊細な芳香の音色」 月の淡い光にかすかに浮かぶ様々な草木や花々の繊細な香りを紡いだ−編の詩のように、まるで夢を見ているかのような美しく繊細なオリーブオイルの輝き。シルクのように滑らかで、レースのように複雑で繊細な香りと風味が織なす魅力は誰をも詩人にしてしまうだろう。

TASTINGNOTE

<活動/略歴>
オリーブオイルにおける世界最高水準の教育機関であるイタリア・オリーブオイル・ティスター機構(0.N.A.0.0.)が認定する日本人講師。オリーブオイルの繊細な風味と味覚を識別するテイスティングの感覚能力と資質は、専門的な基準において極めて高い評価を得ている。ワインの本格的スクールとして定評のあるアカデミー・デュ・ヴァン(東京、青山)にてオリーブオイルの講座の教鞭をとるほか、Atelier M editerran ee(アトリエ・メディテラネ)ディレクターとしてオリーブオイルや地中海式ダイエット(食事法)をテーマに料理・食文化関連の講座の企画を行っている。

幅広く複数の形態のフードビジネスに携わり、食文化の研究のため諸外国(欧米、南米、アジア諸国等)を訪問するなど積極的に経験と活動を深めている。また、外務省、国連関連の国際会議の運営等に携わるほか、複数の多国籍企業における職務など多様な経験を有している。
[Mediterranee]とは、地中海を意味する言葉(仏語表記)です。


関連機関
イタリア・オリーブオイル・テイスター機構(O.N.A.O.O)
ORGANIZZAZIONE NAZIONALE ASSAGIATORI OLIO DI OLIVA http://www.oliveoil.org/
ACADEMIE DU VIN(アカデミー・デュ・ヴァン)  http://www.adv.gr.jp/