フードネイチャー無精製栄養素 原材料の酵母について

「小さな働き者」の酵母は、実は、細胞の構造が人間と同じで、人間に非常に近い高等生物(真核細胞)なのです。人間が長い歴史のなかで食べ物として選んできたのは、動物、植物、酵母で、これらは、同じ仕組み(シグナル理論)を持っていて、優れた食材になります。

●フードネイチャーは何からできているか

フードネイチャーでは、それぞれの栄養成分のためだけに、それぞれ特別に育てられた酵母と植物をそのまま使っています。従来のサプリメントのようにビタミンやミネラルを強化するために、合成や精製ビタミン・ミネラルを付け加えているわけではありません。フードネイチャーのサプリメントに含まれているビタミン・ミネラルは、すべて食べ物の中のビタミン・ミネラルなのです。

●発酵は酵母の必死の姿

今までビール酵母などのサプリメントもありましたが、どれだけの栄養成分が残っているのかは分かりません。ビール作りに使われたあとの酵母は、ビール作りという仕事を終えた、いわば疲れ果てた酵母です。 酵母はふだん、人間と同じように酸素で呼吸して、自分の生命活動に必要なエネルギーを作り出しています。これに対して、酸素の少ない環境は非常事態です。酵母は、生きつづけるために、必死にエネルギーを作り出そうとします。これを発酵といいます。発酵の副産物としてできるのが、アルコールと二酸化炭素なのです。ワインやビールは、酵母のこうした発酵という働きを利用して作られています。またパン作りにも酵母の発酵を利用していますが、パンを焼くときにアルコールは飛んでしまい、もう一つの副産物である二酸化炭素がパンをふっくらとさせているのです。

●酵母自体は栄養素の種類が豊富でも…

酵母は単細胞生物ですから、一つの細胞で生命活動のすべてを行なっています。酵母はもともと栄養素の種類が豊富な生物です。酵母にはビタミンB群、ミネラル14種類、アミノ酸などの栄養素が含まれています。しかし、ビール作りやワイン作りに使われたあとの酵母にどれほどの栄養素が残っているか、疑問です。酵母を使った従来のサプリメントの栄養成分表示を見ると、ビタミンB1、B2、B3…とビタミン、ミネラル、アミノ酸の名前がずらりと書いてはあるのですが、それぞれの栄養素がどれだけ含まれているのかは、一切書かれていないことがあります。書きたくても、ビール作りなどの仕事を終えた酵母の再利用なので、残っている栄養素の量がまちまちではっきりしないため書けないのです。

●酵母や植物に含まれる栄養素の量は育て方しだい

どの酵母も一律に同じだけの栄養素を含んでいるわけではありません。栄養失調の酵母もあれば、栄養満点の酵母もあるのです。酵母にどんな栄養素をどれだけ与えて育てるかで、酵母に含まれる栄養素の量はまるで違ったものになります。それは、ほかの作物でも同じです。フードネイチャーで使用している酵母は、ビール作りなどに使われたあとに再利用される酵母ではなく、サプリメントにするためだけに特別に育てられた酵母です。また酵母には含まれていない栄養素もありますので、そういう栄養素のために、別の適切な植物を使います。

例えば、フードネイチャーのマルチビタミンミネラルには、20数種類のビタミンとミネラルが含まれていますが、その20数種類の栄養素のために20数種類それぞれ専用に育てられた酵母や植物が使われています。具体的には、ビタミンB1のためには、ビタミンB1の一定量が確実に含まれるように育てられたビタミンB1用の酵母を丸ごと使っています。ビタミンB2も同様にビタミンB2用に育てられた酵母を,カルシウムにはカルシウム専用酵母を、マグネシウムにはマグネシウム専用酵母を丸ごと使っています。また、ビタミンCは、ビタミンCを一定量含むように育てられた柑橘類(オレンジ、アセロラ)をそのまま使っています。

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